こんにちは
朝晩が寒くなって段々と冬が近づいてきましたね🧣
パールストリート歯科の歯科衛生士です。
今回は金属アレルギーと歯科の関係についてお話したいと思います。
・金属アレルギーとは
貴金属や銀歯など、金属が原因で起きる金属アレルギーとはどのような症状なのかをまず知っておく必要があります。金属アレルギーの代表的な症状は皮膚炎ですが、金属アレルギーは皮膚だけに症状が出るわけではありません。口腔内や原因がわからない肩凝り、頭痛などといった全身に色々な症状が出た場合は金属アレルギーの可能性が考えられます。肩凝りや頭痛が金属アレルギーに関連していると思う方はそう多くはないでしょう。特筆すべき原因がないのにこのような症状に悩まされている方は、金属アレルギーが原因かもしれません。原因となるアレルゲンにより症状の出方が異なります。
そして金属アレルギーが引き起こされる原因は貴金属だけでなく、口腔内に存在する金属が原因で起きる場合があります。
劣化した金属の詰め物や被せ物からイオン化した物質が溶出することが原因で全身に悪影響が出る場合があります。
・歯科治療で使われる金属アレルギーについて
歯科治療において保険適用の治療を行った場合、詰め物や被せ物は金属になります。
日本の歯科治療で保険適用となる金属の材料は「金銀パラジウム合金」という合金が使われます。銀50%前後、パラジウム、銅がそれぞれ20%含まれている合金です。保険適用の入れ歯の場合、金属が使われているバネの部分などはニッケルやコバルトといった素材が含まれています。
このように保険適用の歯科素材に使われる金属が、金属アレルギーの原因となることがわかっています。
金属アレルギーの症状が疑われる場合アレルギーの原因を調べるために皮膚科に紹介状を出すことも可能です。
・メタルフリー治療
口腔内にある金属が原因の場合、金属を使わないメタルフリー治療を行うことで、不快な症状を改善できる可能性が高くなります。
また銀歯の詰め物や被せ物は非常に硬いため、歯とぴたり密着せず歯と金属の間にわずかな段差が生じてしまいます。このわずかな隙間から唾液が入り込み、イオン化した物質が少しずつ溶け出していきます。そこに虫歯菌が入り込んで銀歯の下で虫歯になってしまいます。このように、銀歯の治療は金属アレルギーと二次カリエスといった2つの悪影響を及ぼします。
メタルフリーの治療法としては、銀歯をセラミックのものに変えたり、ダイレクトボンディング法といった治療法があります。
虫歯大きさや虫歯のできている場所によって治療法が変わってきますので気になっている方はぜひ相談してみてください✨
ツリー出しました🎄❄