院長の佐藤美有紀です。
写真は、セラミック治療中の歯に仮歯をセットしたときのものです。歯の形を整えた後に、即時重合型アクリル系レジンで、粉と液からつくりました。マージンライン(歯とかぶせ物の境目)をきれいに仕上げる、歯間ブラシが入るようにして清掃性をよくする、噛んだ時に力がかかりすぎないようにする、など注意して作製しています。材料の特質上、セラミックのように色を合わせたり、表面をつるつるにはできませんが、できる限り美しく形を整え、研磨しています。
仮歯役割はおもに3つです。
①治療中の歯を唾液中の細菌から守る
②歯の位置、歯肉のラインが変化しないように固定する
③噛めるようにする
精密なセラミック治療をするには、精密な仮歯が不可欠です。