院長の佐藤美有紀です。
開業して以来、麻酔の後に、『全然痛くなかった!』と驚かれることがとても多いです。上の奥歯などは、『針が刺さっている感じがしていませんが、本当に麻酔しましたか?』と言われたこともあります。もちろん、しっかり麻酔したので、その後は問題なく、親知らずの抜歯をしました。
私は、自分がしてほしくない治療は、患者様に絶対にしない をモットーにしていますので、麻酔をする際にも、さまざまなことに注意しています。
①表面麻酔
必ず表面麻酔をします。当院では、バナナ🍌味のものを採用しています。これにより、針を刺す時の痛みが緩和されます。
②麻酔薬の温度管理
麻酔薬は温めて使います。体温と同じだけ温めるのポイントです。
③細い針を使う
麻酔針は33Gサイズの超極細針を使用しています。
④電動麻酔注射器の利用
電動の麻酔注射器でゆっくりと時間をかけて麻酔薬を注入します。一定の圧、注入スピードで麻酔することで痛みを抑えることができます。
⑤麻酔の針の動かし方
これが一番ポイントです!いきなり深いところに針を入れずに、まずは表面のみに針を刺し、麻酔が効いてきたら深いところまで針を徐々に進めていきます。時間はかかりますが、痛みは格段に少なくなります。
⑥麻酔がしっかり効くのを待つ
麻酔の効き方はひとそれぞれです。時間を十分おいてから治療します。