こんにちは😀
パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です🦷
白く美しい歯を求めてホワイトニングを希望される方が増えてきました。もうすでにホワイトニング経験済みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
では、歯のホワイトニングがいつ頃から行われているかご存じですか?
歯のホワイトニングという言葉は、なんと今から100年以上も前の1844年に初めてアメリカの歯科雑誌に登場しました。
当時はミョウバンを使って歯の着色を落として白くする方法が紹介されています。
1848年には薬品である次亜塩素酸ナトリウムなどを使用した歯の漂白が報告されています。
その後はシュウ酸を使って歯の表面を脱灰させて白くしていました。
そして、1918年に日光浴をしていたDrによって偶然に過酸化水素に太陽光を当てると歯が白くなることが発見されました。
実用化されだしたのは1989年で、歯肉炎の治療に使っていた過酸化尿素が歯を白くする作用があることがわかり世界で初めてのホワイトニング剤が発売されました。
日本で歯のホワイトニングが注目されだしたのは1990年中ごろですが、海外で発売されていたホワイトニング薬剤はまだ認可が下りていませんでした。当時の日本での方法は、初めに強い酸で歯面をわずかに脱灰してから酸性の高濃度過酸化水素水を作用させる術式だったため、「歯を溶かす」「歯を弱くする」「歯がもろくなる」などの悪い影響があると考えられていました。
1994年から海外ですでに発売されているホワイトニング剤の治験がスタートしました。
1998年に初のオフィスホワイトニング剤が、2001年には初のホームホワイトニング剤が国内で発売されましたが、海外と比べると約10年の遅れをとっていました。
歯質への安全性を考慮したホワイトニング剤の開発やホワイトニングによって歯がわずかに脱灰されても唾液のよってまた元通りに再石灰化されることもわかってきたこともあり、2000年代に入ると日本でも歯のホワイトニングを行う歯科医院が増えてきました。
近年では、ホワイトニング後の歯の表面が反応性の高い状態になっていることに注目して、歯の健康を増進できないかという研究もされてきています。
代表的な研究成果では、オフィスホワイトニング後は通常よりもフッ化物が取り込みやすい事やホームホワイトニング剤の過酸化尿素はう蝕の原因菌に対して殺菌効果がありプラークの形成を阻害する事が分かってきています。
白い歯への関心も高まりホワイトニングという言葉が幅広く使われています。その為歯科医療機関で歯科医師の検査・診断の結果に基づいて、歯科医師・歯科衛生士が国によって製造・販売が認められている薬剤(医療機器)を用いて行うホワイトニングを「医療ホワイトニング」と呼び、区別するようになってきました。
歯科医師・歯科衛生士の指導を十分に理解して実施することで、安全性・有効性が発揮できます。
歯のホワイトニングをお考えの方は、歯科医院で説明を聞き納得された上で「医療ホワイトニング」を行うようにしていただきたいと思います。
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