麻酔科の先生から手術用マウスピース作製の紹介状を多数いただいています♪
最近、麻酔科医の先生から、当院へ手術用マウスピースの作成依頼の紹介状を頂くことが増えています。マウスピースは、全身麻酔を受けられる患者様にとって、そして麻酔科の先生にとっても、とても重要な装置です。
全身麻酔の際に、喉頭鏡という器具を使うのですが、喉頭鏡が上の歯に当たって、歯が欠けてしまったり、歯がグラグラしてしまうことがあります。特に、もともと歯周病があったり、セラミックのかぶせ物をしている歯はそのリスクが高いです。健康な歯でも、歯を守りたい方にはマウスピースの作製をおすすめしています。
手術前はお忙しいと思いますので、当院では、待ち時間をできる限り少なく、通院回数は2回で、マウスピースを最短翌日でお作りします。保険診療ですのでご安心ください。
まずは、予約の際に、手術用のマウスピースの作製希望とお申し出ください。WEB予約、電話予約どちらでもかまいません。
1回目:麻酔科の先生からの紹介状を持ってきてください。保険適応にするには、手術日、手術を受けられる病院の名前が必要になりますので教えてください。問診の後に、口腔内をチェックして、型取りをします。型取りは2~3分かかります。
2回目:翌日以降に、マウスピースを取りに来てください。手術前にご自身でつけていただきますので、鏡を見ながら着脱練習をします。ご希望があれば、同日に歯石取りなどのクリーニングも可能です。
院長は、神戸市立医療センター中央市民病院の麻酔科研修を受けていますのでご安心ください♪
全身麻酔のときの歯の損傷から守るためのマウスピース、ご存じですか?
こんにちは 院長の佐藤美有紀です。今日は、全身麻酔時の気管挿管の際に歯を守るためのマウスピースをご紹介します。
気管挿管時の偶発症として、歯の損傷がありますが、これは時として裁判にまで発展することがあります。
気管挿管時に喉頭鏡を使いますが、喉頭鏡が上の前歯にあたってしまうことがあります。熟練した麻酔科医でも、歯の状態によっては、歯や被せ物・詰め物の破折を起こすことがあります。
気管挿管時の歯の損傷は、3000例に1度の頻度で起こるといわれています。
気管挿管時に、歯が破折してしまった場合、気管内に入ったら気管支鏡で取り除きます。食道内に入ったら、レントゲン写真を撮影して確認し、便から排泄されるのを待ちます。
気管挿管時の歯の損傷は頻度は低いですが、誰にでも起こる可能性があるので、手術用のマウスピースの製作をおすすめします。
通院回数は2回です。1回目に型取りをして、2回目(翌日以降)にマウスピースをお渡しします。患者様ご自身で取りはずしできるように練習して頂きます。手術予定日と手術を行う保険医療機関名を教えて頂ければ、健康保険がつかえます。
麻酔科の先生へ
喉頭展開の操作時に邪魔にならないように工夫して製作しますので、気軽にご相談ください。
夏の飲食を楽しむために🦷✨
こんにちは😄
パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です😊
晴れた日は気温が上がり、冷たい食べ物・飲み物が欲しくなる季節になりましたね🌞
冷たいものを食べたり飲んだりしたときにキーンと歯がしみた経験ある方も多いのではないでしょうか🍨
歯の表面を覆うエナメル質が摩耗する・歯ぐきの歯肉が退縮するなどして、内部の象牙質に無数に空いた象牙細管が外部に露出し、刺激を伝えやすくなることで発症します。
主な原因として、
〇ブラッシング圧が強すぎる
エナメル質は簡単に削れるものではないのですが、非常に強い力で磨き続けていると傷をつけてしまう場合があります。傷ついたエナメル質のところから象牙質が露出してしまうのです。また、研磨剤が多く入ってる歯磨き粉も削ってしまう原因となります。
〇歯周病が進行している
歯周病が進行すると歯肉(歯ぐき)が退縮していきます。そうすると、本来歯肉に覆われいたところがむき出しになります。この部分は、エナメル質ほど硬くないので削れやすく短期間のうちの象牙質が露出してしまいます。
〇歯ぎしり、食いしばりをしている
過剰な力のかかる歯ぎしりや食いしばりは、知らない間に歯に大きなダメージを与えています。その結果長年続けているとエナメル質がはがれてしまいます。
などがあげられます。
治療法は、
①知覚過敏用の歯磨き粉を使う
神経の痛みをブロックする硝酸カリウムや象牙質の表面にある穴を封鎖する乳酸アルミニウムが有効です。
こちらは当院でオススメしている知覚過敏用の歯磨き粉です。症状が軽度の場合は、これだけでも症状が軽くなります。当院で販売もしております。
②歯科医院で知覚過敏用のお薬を塗る
当院では「ティースメイト® ディセンシタイザー」というものを使用しており、ハイドロキシアパタイトによる象牙細管の封鎖します。この封鎖物は、歯質と同様の成分(エナメル質の97%、象牙質の70%はハイドロキシアパタイト)なので、お口の中で安定しており、かつ、生体に対して親和性が高いもので歯科医院でしか使用できないものです。
③プラスチックの詰め物をする
歯肉が下がってブラッシン圧が強すぎる場合、くさび状欠損といって歯の根元が削れてる場合、白い詰め物をすることでしみるのを治療することができます。
➃マウスピースを使う
歯ぎしり、食いしばりをされる方は、マウスピースで歯を保護するようにします。
知覚過敏と言ってもお口の状態によって治療方法が変わってきます。
気になられる方は一度ご相談ください🦷
パールストリート歯科は女性院長はじめ、スタッフ全員が女性でお話や歯のお悩みを相談しやすい雰囲気を作るように心がけています👩🏻⚕️
ご予約お待ちしています!
webからのご予約も受付中です💻
オーラルフレイルって❓❓
こんにちは😊
パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です😀
「フレイル」という単語、最近よく聞く言葉だと思いませんか?
新しくできた言葉かと思いきや、2014年日本老年医学会によって提唱されており「加齢により心身が老い衰えた状態」のことをいいます。また、単なる身体的機能の衰えだけではなく、社会性低下なども生じることが特徴です。
2020年のコロナ禍以降高齢者のフレイルは増加傾向にあると言われています。
この「フレイル」は歯科とも無関係ではなく、「オーラルフレイル」と言われ歯の喪失防止から健康寿命を支える8020運動に続く新たなコンセプトとして啓発活動が盛んに進められています。
オーラルフレイルは、老化に伴うお口のさまざまな機能の衰えが食べる機能の障害につながるというプロセス全体を示す大きな枠組みで、全身のフレイルを引き起こす要因として口腔機能の維持・向上も重要性を示した概念です。
実際、オーラルフレイルの高齢者は全身のフレイルに移行するリスクが高くなることなどが、これまでの研究でも明らかにされています。
オーラルフレイルは、お口の健康に対する関心の低下や、お口のささいなトラブルから始まり、次第に食べる機能自体が低下したり食事摂取量が低下していきます。進行すると低栄養や摂食嚥下障害になるリスクが高まるだけでなく、ひいては要介護にもなると言われています。
しかし、早い段階であれば失われつつある口腔機能を改善することが可能です。
ですので、ご高齢の方ほど定期的な検診、気になることがあればすぐ受診するということが大事になってきます。
パールストリート歯科では、「リットレメーター」という口唇閉鎖測定器というものを常備しています。
口唇の引っ張り強さを測定し、結果を数値で評価することができます。またトレーニング器具としても使用できます。
また、パタカラ体操などお口の周りの筋肉を鍛える体操もあったりします。
気になられる方は一度当院までお気軽にご相談下さい😊
パールストリート歯科は女性院長はじめ、スタッフ全員が女性でお話や歯のお悩みを相談しやすい雰囲気を作るように心がけています👩🏻⚕️
ご予約お待ちしています!
webからのご予約も受付中です💻
マウスピースは歯科医院で作るのをおすすめします。各種マウスピース取り揃えております。
こんにちは。
今日は、マウスピースのお話をします👱🏻♀️
歯を守るためのマウスピースはこれだけたくさんの種類があります。また、それぞれの用途が違います。
①歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)
②スポーツ用マウスピース
③睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピース
④全身麻酔時手術用のマウスピース
まずなぜ、マウスピースをつけた方がよいのでしょうか。
寝ているときや、スポーツ中の無意識からくる、食いしばりや歯ぎしりが歯にとても大きいダメージを与えます。
悪化すると、顎や歯に痛みや違和感が残ったり、歯にヒビが入り、割れてしまうこともあります。
どのような方がマウスピースをしたほうがよいのでしょうか。
・家族から歯ぎしりや歯ぎしりの音を指摘される
・朝起きると、あごが疲れたり、だるくなる
・あごが痛い
・噛むと歯に違和感や痛みがある
・歯がしみる
・歯が異常にすり減っている
・歯にヒビが入っている、割れている
・詰め物や被せ物が頻繁に取れる
ひとつでも当てはまる方は、マウスピースをされた方がよいかもしれません。マウスピースは大事な歯をしっかり守ってくれます。
パールストリート歯科では上記のマウスピースをすべてオーダーメイドで作ることができます。
また、素材もハードタイプからソフトタイプと選べます。
マウスピースは、専門知識を持った歯科医院で作ることを強くオススメします。
最近多いのが、ネットショップなどで手に入るセルフで作るタイプのマウスピースがあります。
こちらは沸騰させたお湯でトレー素材を温め、それを口に入れて成形するというものです。
歯医者に行かなくてもマウスピースが手に入るという意味ではメリットがありますが、
こういったマウスピースはメリットよりもデメリットのほうが大きいため、当院では推奨していません。
セルフで作るタイプのマウスピースは自分の感覚だけで成形してしまうため、噛み合わせの調整ができません。
噛み合わせが合っていない状態で使用するので、歯や顎に負担がかかります。
サイズも合っていないので、違和感が残ります。
噛み合わせというのはとても繊細なものですので、正しい噛み合わせにするためには、
専門的な知識を持った歯医者が調整する必要があります。
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パールストリート歯科のマウスピース作製の流れ
1. お口の検査
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2. レントゲン撮影
↓
3. 虫歯や歯周病があれば、まず治療
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4. 上の歯の型どり
↓
5. マウスピース完成(2~3日後にお渡し)
お急ぎでしたら、当日お渡しも可能です。
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歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)
歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)とは、寝ているあいだの歯ぎしりによるダメージを和らげるためのマウスピースです。
歯のすり減りの防止はもちろん、歯茎への負担軽減・炎症予防にも役立ちます。 装着すればすぐに効果が得られる点は、ナイトガードの大きなメリットです。
なお、ナイトガードという名前で呼ばれておりますが、食いしばりへの対策として日中にも装着していただけます。
保険適用です。
前回の作成から半年以上経過していれば作り直しも可能です。衛生状態が悪くなったり、穴が開いたりしたら作り変えをお勧めします。
スポーツ用マウスピース
運動中の事故や転倒などから、歯、歯茎、粘膜、顎関節を守ってくれるのが「スポーツ用マウスピース」です。
また、日頃から筋トレをする方にも、力が入る時に食いしばっていることが多いので、こちらのマウスピースをお勧めします。
分厚く、ぴったりとフィットして、しっかりと衝撃を吸収してくれます。
※色はご希望があれば指定可
睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピース
マウスピースの治療対象は、軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群です。重度の場合は適応外です。
保険適応には、医師の診断書が必要です。一般的に、1泊2日の検査入院後となります。
全身麻酔手術用マウスピース
手術用マウスピースは、歯を覆う透明な薄いプラスチック製のプロテクターです。
全身麻酔の手術の際にマウスピースを歯に装着することにより、手術中に歯が損傷するのを防ぎます。
また手術時の気道挿管中のチューブの損傷を防ぎます。
保険適用です。
手術日に合わせて、最短で1日で作製できます。医療機関からの依頼があった場合のみとさせて頂きます。
以上がマウスピースのご紹介でした。
痛みやトラブルが出る前に、健康な歯を維持する為に、マウスピースをして生涯大事な歯を守ってもらいましょう!!
歯ぎしりや食いしばりで気になっていることがあればぜひ当院までご相談ください
パールストリート歯科では随時新患・急患受け付けております。 三宮駅から徒歩8分の女性医師の歯科クリニック。マウスピース矯正・ホワイトニング・無痛治療・口臭外来 Instagram随時更新中です!
意外と多い、歯の破折。
こんにちは、院長の佐藤美有紀です。今日は、歯の破折についてお話します。
健康な歯がいきなり割れてしまうことは極めて稀ですが、たまに遭遇します。大きな原因は、歯ぎしりと食いしばりです。夜中にギリギリと歯ぎしりをする方は、歯の表面に細かなヒビが入っています。歯は、縦の力には強いのですが、斜めや横からの力には非常に弱いのです。歯ぎしりをしているとき、または食事中に、もともと入っているヒビから割れてしまうことがあります。
歯の破折で多いのは、金属の詰め物や被せ物をした後の歯です。
この患者様は、以前他院で金属の詰め物をされました。朝起きたときに、歯が割れていることに気づき、当院へ来られました。金属の詰め物は歯より硬いので、夜中に歯ぎしりをして歯に大きな力がかかると、金属と歯の境目から歯の方が割れてしまいます。幸い、痛みがでておらず、割れている範囲が神経まで及んでいなかったため、神経を残して、ダイレクトボンディング法という方法で1回で治療を終えることができました。
歯が根っこの方まで割れてしまうと、残念ながら歯を残すことができません。
歯の破折の予防はどうしたらいいでしょうか?
①ナイトガードを着用する
歯はとても大切なので、ぜひ、歯の破折予防にナイトガード(マウスピース)を着用していただきたいと思います。当院では、違和感の少ないマウスピースを保険内で作成しています。お子様の歯ぎしりには、柔らかいマウスピースをお作りしています。
②金属を使用しない
当院では、虫歯治療の際に、メタルフリーの治療に力を入れています。比較的安価なもの〜高価なものまでご用意していますので、気軽にご相談ください。
絶対に、タコ焼き診療をしたくないから完全予約制です。
こんにちは 院長の佐藤美有紀です。
今日は、当院が完全予約制にしている理由をお話したいと思います。
私が絶対にしたくないこと、それは、いわゆるタコ焼き診療です。歯科医が複数の患者様を、短時間で次々と診療するスタイルです。私は、治療中は、全神経をその歯に集中したいので、絶対に、タコ焼き診療なんてしたくありません。タコ焼き診療では、質のいい治療ができないですよね。
私は、患者様の通院回数が少なくなるように治療するようにを心がけています。そのために、1回あたりの十分な治療時間の確保が必要になります。基本的には、お一人の患者様に、1回あたり45分程治療時間をかけています。自費診療で、数本の歯の同時治療をご希望の方には2時間の治療をすることもあります。
質のいい治療をするために、準備が必要になります。
①患者様の予約時間に合わせて、滅菌した器具、機器の準備をします。
②治療が円滑にすすむように、治療計画をスタッフと共有します。
そのため、1日に治療できる患者様の数に限界が生じます。
当院が完全予約制であることをご存じない方が来られた場合、予約時間の合間にできるだけ診療させていただきますが、次回からはご予約の上で来院していただくようにお願いしております。
当院で治療ご希望の場合、web予約、電話予約を受け付けておりますので、気軽にご連絡ください。
歯ぎしりが歯周病の原因に⁉そして悪化させる!
こんにちは🌞
パールストリート歯科の歯科衛生士、中平です⛄
今回は歯ぎしり、くいしばりが歯周病に与える影響についてお話したいと思います。
歯周疾患を引き起こす原因として咬合性外傷というものがあります。
また外傷性咬合という言葉もあり、少し難しくややこしい思いますのでそれぞれについて説明していきます。
咬合性外傷とは、
「歯にかかる力」によって発生してしまう症状です。
就寝時の動作によって引き起こしてしまう可能性があり、眠っている時の習慣によって発症リスクを高めてしまいます。眠っている時に歯ぎしりをしてしまったり、歯を食いしばってしまうことが癖になっていたりする場合歯槽骨(歯を支えている骨)や歯根膜(歯の根の周りの膜)を傷つけてしまうケースもあります。
虫歯や歯周病ではないのに歯が痛くなったり、歯がグラグラと揺れる、突然歯が折れる、知覚過敏が出やすくなるなどの症状を発生させてしまうのが咬合性外傷なのです。
一般的な咬合性外傷は、歯垢から出る細菌によって発症するものではないため厳密にいうと「歯周病」とはいえませんが歯のぐらつきや歯周ポケットを作ってしまい、そこから細菌が入り込み歯周病を発症させてしまう可能性があります。
他にも歯周ポケットが大きくなることから、歯周病、咬合性外傷とも悪化させてしまうこともあります。
外傷性咬合とは、
外傷性咬合とは、咬合性外傷を引き起こすような咬合状態を指します。
つまり噛み合わせによって歯根部分に強い圧力がかかって歯や歯根、歯茎がダメージを受けることを咬合性外傷といいます。
こういった外傷性咬合によって咬合性外傷が生じると、咬合調整が必要になる場合もあります。
歯ぎしりやくいしばりは寝ている間一時的に起こってる場合が多いです。
歯ぎしりは、歯を横に動かすことにより起る現象ですが、単に くいしばるだけでも歯には負担がかかります。歯ぎしりやくいしばりによる『力』はものすごいものです。
では、歯ぎしりやくいしばりから起る歯への負担を軽減させる方法として何があるかと言いますと、「ナイトガード」を装着するという治療法があります。ナイトガードとはマウスピースのことです。
ナイトガードは患者様それぞれのお口に合ったものを作製しますので、歯の型取りをさせて頂き当院では最短翌日には完成します。
ハードタイプとソフトタイプがあり、患者様の状態にあったものを選択させて頂いてます。
一般的には就寝時に着用して頂くものになりますが、日中くいしばりがある場合はその時間帯に合わせて使用することをおすすめしています。
費用は、ナイトガードは保険診療内の治療です。
歯ぎしり、くいしばりは就寝時に行ってる場合があるので本人が気づかない場合に進行していることもあります。
歯がグラグラしてくる前に定期的な検診、メンテナンスをお勧めします。
当院テーマカラーのピンクのシクラメン🌷
パールストリート歯科では、定期検診随時受付中です🦷
女性院長はじめ、スタッフ全員女性なので歯の悩み相談など、気軽にご相談ください。
歯が溶け出す疾患、酸蝕症って知ってますか?
こんにちは😀⛸
パールストリート歯科の歯科衛生士、中平です。
今回は酸蝕症についてお話したいと思います。
酸蝕症とは、酸性の飲食物や胃液等によって歯の表面が溶け出してしまう疾患です。気づかないままそのままにしておくと、冷たいものが歯にしみる知覚過敏や虫歯のような痛みになったりします。
酸によって歯の表面エナメル質が溶かされると、歯の中の象牙質が出てきます。象牙質はエナメル質よりも軟らかいので、出てきてしまったまま象牙質を放っておくと、お口の中の噛む力も加わり歯がどんどんすり減ってきます。歯がすり減ってしまうと、さらに冷たいものがしみるようになります。
かつてはメッキ工場やガラス工場で酸性のガスを吸うことで歯が溶ける職業病とされていました。
しかし、最近では酸性の飲食物を過度に摂取する習慣を持つ人や胃酸の逆流をともなう疾患の増加により酸蝕症患者も増加しています。
主な原因として、
・酸性の食品の取りすぎ 例 清涼飲料水、炭酸水、スポーツドリンク、ワイン、クエン酸、酢
・酸性の薬剤の服用 例 ビタミン剤、アスピリン
・胃酸 例 逆流性食道炎、摂食障害
酸蝕症の歯科的治療としては、酸蝕症による欠損部が部分的な場合は白い詰め物で修復したり、欠損部が広範囲におよぶ場合は、かぶせ物で対応することになります。
しかし、酸蝕症は生活習慣病の一種とも考えられるので酸蝕症に至った原因を突き止め、その原因を解決しなければ根本的な治療・回復には至りません。
しみるような歯はありませんか?
虫歯なのか酸蝕症なのか、治療をした方がいいのかはプロの目で見なければわかりません。
パールストリート歯科では、検診を随時受け付けています。
症状が進む前に早めの検診をオススメします😊
待合室の椅子が新しくなりました❤