2024.07.03

苦しくてつらくても噛みしめないで🥺

こんにちは、歯科衛生士の繁です。
ジメジメした日が続きますね💦💦やっと遅めの梅雨☔に入り、皆さま体調を崩されたりしていませんか❓少年野球をやっている息子の試合が雨で中止になることが多く、早く梅雨があけてほしいなぁと思っています🌞

インパクトなタイトルにびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんが、みなさんは日中のお仕事中💻や家事🧹の合間、なにもしていないふとした時🍀に歯と歯が噛んでいませんか?
スポーツ時の噛みしめや食いしばり、就寝時の歯ぎしりとは別に、日中の安静時に上下の歯が接触している(噛んでいる)癖を「歯列接触癖TCH」と言います。
TCH:Tooth(歯を)contacting(接触させ続ける)habit(習癖)
先日TCHの研修会を受講したので、今日はTCHについてお話したいと思います☺

通常、日中に上下の歯が接触している時間は、1日平均17.5分と言われています。これは咀嚼、嚥下、会話によるものとされています。それ以外の時に長時間かつ長期間にわたって歯と歯が接触していると、歯や顎関節に悪影響がでることがあります。
<TCHの症状>
・歯の表面や噛む面がすり減る
・歯の根元がえぐれたようにすり減る
・舌の縁になみなみの圧痕がつく
・頬っぺたの粘膜に線がついている
・歯肉にぼこぼこをした硬いコブができる(骨隆起)
・歯がしみる(知覚過敏)
・歯が欠けたり、割れる
・口を開ける時に音がする、口を開けづらい、開ける時に痛い(顎関節症)

これらはTCHによって起こりうる症状ですが、当てはまるものがある場合は、歯科🦷へ相談されてみてもよいかと思います🏥

そもそも、なぜ食事や会話以外にも噛んでしまうのでしょうか?
まず、うつむき姿勢は必然と噛み合わせやすい姿勢になります。デスクワークや読書📘、ゲーム🎮やスマホ📱使用時などが考えられます。さらにストレスが多いことも原因として挙げられます。ずーっと噛んでいる状態が続くと、慣れてきて、噛んでいる状態に違和感がなくなります。これらが長期間にわたって無意識・無自覚で行われていると、上記にあげたような症状が出ることがあります😢

まずご自身が日中に噛んでいないか、お気づきになることが治療の第一スタートとなります。TCHの自覚があれば、気づいたときに上下の歯を離すようにしてみてください。さらに意識付けとしてポストイットやふせんなどに「歯を離す」「嚙んでいないか」と問いかけるような文を書いて、自宅の目につく場所にあちこちに貼って、それを見たときは歯を離すようにしてみましょう👀文献には入眠前に「噛まないように」と自己暗示をかけることも有効と言われています💤

当院では、TCHや食いしばりの患者様には、対処療法となりますが、歯と歯肉の保護のためにナイトガートをお作りしています。材質は2種類あって、ハードタイプとソフトタイプがあります。歯型取りをすれば、当院で作製し、次回来院時には出来上がります。保険適用となりますので、気になる方はお気軽にスタッフにお声かけ下さいね👌✨

TCHは患者様ご自身で、まずは気づいて歯を離す、さらにストレスをなくす💡クセを治すこと、ストレスをなくすことは簡単ではありませんが、もしTCHで症状がある方は、お試し頂けたら幸いです💗

2024.02.01

マウスピースは歯科医院で作るのをおすすめします。各種マウスピース取り揃えております。

こんにちは。

今日は、マウスピースのお話をします👱🏻‍♀️

歯を守るためのマウスピースはこれだけたくさんの種類があります。また、それぞれの用途が違います。

①歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)

②スポーツ用マウスピース

③全身麻酔時手術用のマウスピース

まずなぜ、マウスピースをつけた方がよいのでしょうか。

寝ているときや、スポーツ中の無意識からくる、食いしばりや歯ぎしりが歯にとても大きいダメージを与えます。

悪化すると、顎や歯に痛みや違和感が残ったり、歯にヒビが入り、割れてしまうこともあります。

どのような方がマウスピースをしたほうがよいのでしょうか。

・家族から歯ぎしりや歯ぎしりの音を指摘される
・朝起きると、あごが疲れたり、だるくなる
・あごが痛い
・噛むと歯に違和感や痛みがある
・歯がしみる
・歯が異常にすり減っている
・歯にヒビが入っている、割れている
・詰め物や被せ物が頻繁に取れる

ひとつでも当てはまる方は、マウスピースをされた方がよいかもしれません。マウスピースは大事な歯をしっかり守ってくれます。

パールストリート歯科では上記のマウスピースをすべてオーダーメイドで作ることができます。
また、素材もハードタイプからソフトタイプと選べます。

マウスピースは、専門知識を持った歯科医院で作ることを強くオススメします。

最近多いのが、ネットショップなどで手に入るセルフで作るタイプのマウスピースがあります。
こちらは沸騰させたお湯でトレー素材を温め、それを口に入れて成形するというものです。
歯医者に行かなくてもマウスピースが手に入るという意味ではメリットがありますが、
こういったマウスピースはメリットよりもデメリットのほうが大きいため、当院では推奨していません。

セルフで作るタイプのマウスピースは自分の感覚だけで成形してしまうため、噛み合わせの調整ができません。
噛み合わせが合っていない状態で使用するので、歯や顎に負担がかかります。
サイズも合っていないので、違和感が残ります。

噛み合わせというのはとても繊細なものですので、正しい噛み合わせにするためには、
専門的な知識を持った歯医者が調整する必要があります。

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パールストリート歯科のマウスピース作製の流れ

1. お口の検査
     ↓
2. 虫歯や歯周病があれば、

 レントゲン撮影で詳しく検査


  ↓
3. まず治療
  ↓
4. 上の歯の型どり

ソース画像を表示
  ↓
5. マウスピース完成(2~3日後にお渡し)

お急ぎでしたら、当日お渡しも可能です。

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歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)
歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)とは、寝ているあいだの歯ぎしりによるダメージを和らげるためのマウスピースです。
歯のすり減りの防止はもちろん、歯茎への負担軽減・炎症予防にも役立ちます。 装着すればすぐに効果が得られる点は、ナイトガードの大きなメリットです。
なお、ナイトガードという名前で呼ばれておりますが、食いしばりへの対策として日中にも装着していただけます。
保険適用です。
前回の作成から半年以上経過していれば作り直しも可能です。衛生状態が悪くなったり、穴が開いたりしたら作り変えをお勧めします。

スポーツ用マウスピース
運動中の事故や転倒などから、歯、歯茎、粘膜、顎関節を守ってくれるのが「スポーツ用マウスピース」です。
また、日頃から筋トレをする方にも、力が入る時に食いしばっていることが多いので、こちらのマウスピースをお勧めします。
分厚く、ぴったりとフィットして、しっかりと衝撃を吸収してくれます。
※色はご希望があれば指定可

 

全身麻酔手術用マウスピース
手術用マウスピースは、歯を覆う透明な薄いプラスチック製のプロテクターです。
全身麻酔の手術の際にマウスピースを歯に装着することにより、手術中に歯が損傷するのを防ぎます。
また手術時の気道挿管中のチューブの損傷を防ぎます。
保険適用です。
手術日に合わせて、最短で1日で作製できます。医療機関からの依頼があった場合のみとさせて頂きます。

 

以上がマウスピースのご紹介でした。

痛みやトラブルが出る前に、健康な歯を維持する為に、マウスピースをして生涯大事な歯を守ってもらいましょう!!

歯ぎしりや食いしばりで気になっていることがあればぜひ当院までご相談ください

 

パールストリート歯科では随時新患・急患受け付けております。 三宮駅から徒歩8分の女性医師の歯科クリニック。マウスピース矯正・ホワイトニング・無痛治療・口臭外来 Instagram随時更新中です!

 

 

 

2023.09.22

麻酔科の先生から手術用マウスピース作製の紹介状を多数いただいています♪

最近、麻酔科医の先生から、当院へ手術用マウスピースの作成依頼の紹介状を頂くことが増えています。マウスピースは、全身麻酔を受けられる患者様にとって、そして麻酔科の先生にとっても、とても重要な装置です。

全身麻酔の際に、喉頭鏡という器具を使うのですが、喉頭鏡が上の歯に当たって、歯が欠けてしまったり、歯がグラグラしてしまうことがあります。特に、もともと歯周病があったり、セラミックのかぶせ物をしている歯はそのリスクが高いです。健康な歯でも、歯を守りたい方にはマウスピースの作製をおすすめしています。

手術前はお忙しいと思いますので、当院では、待ち時間をできる限り少なく、通院回数は2回で、マウスピースを最短翌日でお作りします。保険診療ですのでご安心ください。

まずは、予約の際に、手術用のマウスピースの作製希望とお申し出ください。WEB予約、電話予約どちらでもかまいません。

1回目:麻酔科の先生からの紹介状を持ってきてください。保険適応にするには、手術日、手術を受けられる病院の名前が必要になりますので教えてください。問診の後に、口腔内をチェックして、型取りをします。型取りは2~3分かかります。

2回目:翌日以降に、マウスピースを取りに来てください。手術前にご自身でつけていただきますので、鏡を見ながら着脱練習をします。ご希望があれば、同日に歯石取りなどのクリーニングも可能です。

院長は、神戸市立医療センター中央市民病院の麻酔科研修を受けていますのでご安心ください♪

2023.06.07

全身麻酔のときの歯の損傷から守るためのマウスピース、ご存じですか?

こんにちは 院長の佐藤美有紀です。今日は、全身麻酔時の気管挿管の際に歯を守るためのマウスピースをご紹介します。

気管挿管時の偶発症として、歯の損傷がありますが、これは時として裁判にまで発展することがあります。

気管挿管時に喉頭鏡を使いますが、喉頭鏡が上の前歯にあたってしまうことがあります。熟練した麻酔科医でも、歯の状態によっては、歯や被せ物・詰め物の破折を起こすことがあります。

気管挿管時の歯の損傷は、3000例に1度の頻度で起こるといわれています。

気管挿管時に、歯が破折してしまった場合、気管内に入ったら気管支鏡で取り除きます。食道内に入ったら、レントゲン写真を撮影して確認し、便から排泄されるのを待ちます。

気管挿管時の歯の損傷は頻度は低いですが、誰にでも起こる可能性があるので、手術用のマウスピースの製作をおすすめします。

通院回数は2回です。1回目に型取りをして、2回目(翌日以降)にマウスピースをお渡しします。患者様ご自身で取りはずしできるように練習して頂きます。手術予定日と手術を行う保険医療機関名を教えて頂ければ、健康保険がつかえます。

麻酔科の先生へ

喉頭展開の操作時に邪魔にならないように工夫して製作しますので、気軽にご相談ください。

 

人工呼吸器のその先、覗いてみませんか?|ナースあさみ|note

 

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