2024.03.05

ホワイトニングって歯に悪くないんですか?🦷

こんにちは😃

パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です😊

前回に続き今回も歯のホワイトニングのお話です。

歯を白くしたいけど、ホワイトニングって歯に悪いんじゃない?って思って迷ってる方いませんか?

実はホワイトニング直後は、歯質強化のチャンスなんです❗

確かにホワイトニング剤はいくらか酸性なので少し脱灰はします。が、食べ物や飲み物のほとんどは酸性で、毎日の食事と同程度の脱灰です。

唾液の中のカルシウムが歯に戻る再石灰化によって自然に修復されます。

またホワイトニング剤に入っているのは、殺菌薬として知られるオキシドールと同じ成分です。

歯周病治療時に、歯周病菌を減らすため歯ぐきの周りにオキシドールを使っていて、その時に歯が白くなることが発見されたのです。

つまり、ホワイトニング剤は細菌を減らす働きを備えているのです。虫歯や歯周病のリスク軽減にとても有利です。

そして、近年ではさらなる予防効果が明らかになってきました。

ホワイトニング後のペリクル(歯の表面を覆っている無細胞の被膜)のない歯は、再石灰化しやすく、ホワイトニング前より後の方が歯が硬くなって耐酸性がアップすることが研究によってわかりました。

さらに嬉しいことに、フッ素やリカルデントの取り込みも盛んにおこなわれるということです。ホワイトニング後にフッ素やリカルデントのジェル・ペースト等を使うと再石灰化がより促進され、虫歯予防効果が期待できます。

せっかくのチャンスを逃さずに、歯を白くするだけでなく、攻めの虫歯予防もしてみてはいかがでしょうか🦷✨

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2023.12.23

フッ化物によるう蝕予防について

こんにちは😊🎄

パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です🦷

「虫歯予防にはフッ素を」というセリフよく聞くかと思います。

しかし、歯科で虫歯予防に用いられるのは「フッ化物」であり、厳密には「フッ素」とは異なります。

フッ素は原子記号9のFと表記される元素でミネラルの一種です。フッ素は自然界では単体では存在せず、フッ化物として存在しています。

人間の体では13番目に多く存在する元素で、このうち95%は骨や歯などの硬組織に存在しています。また、植物や動物にも含まれており、抹茶やエビなどの魚介類に含まれていることが知られているかと思います。体内に入ったフッ素の一部は歯や骨の栄養となり、それ以外は腎臓を介して排泄されるので、蓄積されることなく体内でバランスを保っています。

長期にわたるフッ化物の反復投与による過剰摂取から生じる慢性中毒症にフッ素症というものがあります。エナメル質上に不透明で不明瞭な白濁したものが現れる症状です。水道水へのフッ化物添加(フロリデーション)は日本では基本的に行われていないため、国内での歯のフッ素症へのリスクは極めて低いとされています。

フッ素の急性中毒症は、厚生労働省によると、「フッ化物の急性中毒量としては推定中毒量(治療や入院などの処置を必要とする量)5mgF-/kg(体重)でこれは3歳児(体重12Kg)がフッ化物歯面塗布製剤(2%フッ化ナトリウム溶液・ゲル)1回分の上限量2ml(gr)の4人分を一度に摂取した場合推定中毒量に達します。」となってます。実際の使用量はゲル約1g以下で、塗布後の口腔内残留フッ化物量は1~3mgです。歯磨き粉ですと、約20kgの6歳児だとフッ素濃950ppmで60gの歯磨き粉と1.7本一気に飲んだ時に中毒量に達します。
いずれも事故性または意図的に一時的に中毒量を摂取したときにしかあり得ない量です。

日本におけるフッ化物配合の歯磨剤のシェア率は、1990年には%に40も満たないパーセンテージでしたが、2010年以降90%まで増加しています。口腔保健の先進国と言われているオーストラリア、フィンランド、イギリス、デンマーク、ニュージーランド、アメリカ、スウェーデンは、1990年にはすでにフッ化物配合歯磨剤のシェア率は95%を超えていて、ノルウェー、オランダ、韓国の90%あったというデータがあります。

フッ化物配合歯磨剤のシェア率増加と共に12歳児の虫歯経験指数の減ってきていて、1990年には4~4.5本だったのに対して2010年には1~1.5本、2016年には1本以下にまで減っています。

 

フッ化物歯磨剤のほか、歯科医院で塗ることのできる高濃度(9000ppm)のフッ化物塗布も虫歯予防には大変効果的で、日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会によると、予防効果は20~30%あるとされています。

乳歯や生えたばかりの歯にはフッ素を取り込みやすいので以前は小児に対して積極的でしたが、初期虫歯の再石灰化や根面虫歯の予防にも効果があるため、小児から高齢まで全般が対象とされています。

 

歯が痛みだしてからでは、治療に時間もお金もかかることが多いと思います。

定期検診、クリーニング、フッ素塗布と予防に力を入れることで、歯だけではなく全身の健康を守っていきましょう✨

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2023.11.10

大人の虫歯が増えています🦷

こんにちは😀

パールストリート歯科の歯科衛生士、中平です😊

昭和62年に6歳だった子どもの虫歯率が91%もあったことをご存じですか?

近年は虫歯予防に対する認識も高まり、定期的な検診やフッ素の効果もあって急激に減少してきています。

平成23年に6歳だった子どもの虫歯率は42%と半数以下に改善されているというデータがあります。

それでは、大人の虫歯は?

残念ながら増えてきています。

ただしこれは、年齢を重ねても残せる歯の本数が増えたことで虫歯になるリスクも増えたことが影響していると言えます。

歯周病、噛み合わせ、強すぎる力での歯磨きなどで歯肉が退縮し、歯の根(歯根9)露出します。歯根部は象牙質という部分で、歯の上部構造のエナメル質に比べて弱いため虫歯になりやすく、急激に進行するのが特徴です。

歯が溶け出すpH(臨界pH)がエナメル質がpH5.5なのに対して、象牙質はpH6.2~6.7でエナメル質に比べて脱灰(歯が溶け出す)しやすいです。

唾液や歯磨きによってまた中性に戻るのですが、脱灰の時間が長いほど虫歯になりやすいのです。

また歯の根元は神経(歯髄)にも近く虫歯になってしまうと神経治療や抜歯にもなりかねません。

虫歯予防に大事なことは、

①フッ化物を使用する

フッ化物の塗布など、子供の虫歯予防のイメージも強いかもしれませんが、大人の虫歯予防効果も高く歯の根元の虫歯にも効果的です。

フッ化物配合の歯磨き粉の他、虫歯リスクの高い方にはフッ化物入りの洗口剤も併用するとさらに効果が期待できます。

②適切なブラッシング

磨く力が強すぎたり、磨き残しがあると歯肉が下がる原因となってしまいます。自分にあった歯ブラシ選びや磨き方が大事です。

③定期に検診やクリーニングを受ける

やはりセルフケアだけで完璧に虫歯・歯周病を予防することは難しいと思います。

定期的に検診を受けていると早期発見できますし、歯磨きでは落としきれなかった汚れも綺麗に除去することができます。

また、磨き方の確認や高濃度のフッ化物を塗布することも可能です。

 

大人の虫歯、気になられた方はぜひ一度定期検診を!

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2023.09.08

歯磨き後のすすぎは何回❓

こんにちは😄

パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です😊

毎日暑い日が続きますね🍉ついつい冷たい食べ物飲み物に手が伸びてしまいます🥤

食べたら歯磨きも必要になってくるのですが、歯磨きの後のすすぎはみなさんどのくらいしてるでしょうか?

歯磨き粉が口の中に残らないようにしっかりゆすいでる方も多いかと思います。

 

先日、3M様をお招きして勉強会を開きました。

そこでこれはお伝えしたいと思うお話をたくさん聞いたので順番にお話ししていきます😊

 

医療というのは日々研究進化しています。歯科も2010年頃までの考え方と現在では変化があります。

以前は、歯磨剤(歯磨き粉)は、歯磨きの補助的な役割でフッ素については永久歯萌出直後まで、歯磨剤は口の中からなくなるまでゆすぐという考え方でした。

現在では、積極的な予防剤としてフッ化物配合の歯磨剤を生涯、ゆすぎは一回でという考え方に変わってきています。

日本歯科保存学会のう蝕治療ガイドラインに、

「1,100ppmF以上のフッ化物配合歯磨剤の使用だけでも、表面の欠損の深さが0.5mm未満のう蝕であれば、再石灰化できる可能性がある」と記されています。

う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法は、

歯が生えてから2歳→米粒程度(1~2mm程度)・フッ化物濃度900~1000ppmF

3~5歳→グリーンピース程度(5mm程度)・フッ化物濃度900~1000ppmF

6歳~成人→歯ブラシ全体(1.5~2cm程度)・フッ化物濃度1400~1500ppmF です。

 

当院でもフッ化物配合歯磨剤の使用を積極的におすすめしております。

3Mのクリンプロペーストの取り扱いはじめました❗

こちらの歯磨剤はフッ化物濃度1450ppmとリン酸、カルシウムの3つの成分を同時配合した業界初の歯磨剤です。

歯はミネラル成分の「カルシウム」と「リン酸」などで作られています。

「フッ化物」はカルシウムやリン酸と共に取り込まれ歯をより硬く、酸に溶けにくい状態にします。

そして、低発泡・低研磨(3Mは研磨技術から始まった会社と教えて頂きました)のペーストですので、すすぎ一回にも対応しやすいかと思います。

クリンプロ歯みがきペーストF1450を当院で取り扱っていますので、6歳~の方にご使用いただけます。

気になられた方はお気軽にお声がけ下さい🤗

 

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2023.04.24

フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法が変更に❗❗

こんにちは😊

パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です🦷

「虫歯予防にはフッ素を!」というセリフがよくCMでも流れていて、ドラッグストアなどでもフッ化物の入った歯磨き粉がたくさん並んでいるので使われている方も多くいらっしゃるかと思います。

そのフッ化物配合歯磨剤の推奨利用方法が変わったというニュースが入ってきたので、今回はそれを取り上げていきます。

2023年1月に日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会の4学会合同で「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」という提言が発表されました。

 

今までの推奨利用方法↓

歯の萌出〜2歳切った爪程度の少量500ppm(泡状歯磨剤ならば1,000ppm)
3歳〜5歳5mm以下500ppm(泡状またはMFP歯磨剤ならば1,000ppm)
6歳〜14歳1cm程度1,000ppm
15歳以上2cm程度1,000ppm~1,500pp

 

 

変更後の推奨利用方法↓

年齢使用量(写真は約2cmの歯ブラシ)フッ化物濃度使用方法
歯が生えてから2歳米粒程度
(1~2mm程度)
1000ppmF
(日本の製品を踏まえ900~1000ppmF)
・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。
・1000 ppmFの歯磨剤をごく少量使用する。歯みがきの後にティッシュなどで歯磨剤を軽く拭き取ってもよい。
・歯磨剤は子どもの手が届かない所に保管する。
・歯みがきについて専門家のアドバイスを受ける。
3~5歳グリーンピース程度
(5mm程度)
1000ppmF
(日本の製品を踏まえ900~1000ppmF)
・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。
・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。
・子どもが歯ブラシに適切な量をつけられない場合は保護者が歯磨剤を出す。
6歳~成人・高齢者歯ブラシ全体
(1.5cm〜2cm程度)
1500ppmF
(日本の製品を踏まえ1400~1500ppmF)
・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。
・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。
・チタン製歯科材料が使用されていても、歯がある場合はフッ化物配合歯磨剤を使用する。

 

「現在の国際的な推奨としては、国際歯科連盟(FDI)6, 7)や世界保健機関(WHO)が作成したフッ化物配合歯磨剤の推奨8)が存在する。これらを参考としてさらに日本の状況を考慮し、今回の推奨は作成された」との事です。

 

また日本の子どものう蝕は経年的に減少傾向にありますが、その罹患率は他の疾患と比較しても高くなってます。

成人では約3人に1人が未処置う蝕を有し、高齢者ではう蝕経験者は増加しているというデータもあります。

メリット、デメリットも考慮した上で、メリットの方が上回ると考えられる為推奨利用方法の変更に至ったということです。

今まで聞いてきたことが変わると戸惑いもあると思いますが、日々研究者によって研究は進められています。フッ化物応用の研究のアップデートにより今回の推奨利用方法の変更が発表されましたので、パールストリート歯科でもアップデートされた情報をお伝えすべく今回のブログのテーマにしました。

このように今まで言われてきたことが研究結果により変更になる場合もあるので、昔の基準のままで患者様の不利益になるようなことが無いようにアンテナは常に張っておきたいと思います!

*お子様の成長や嚥下障害がある方など使用される方に合わせた使い方が必要な場合もあります。また、子どもが誤って歯磨剤のチューブごと食べるなど大量に飲み込まないように注意も必要です。

お口の中の状態に適した清掃方法もそれぞれ違うので気になる方は一度検診・クリーニングを是非🦷✨

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2022.11.11

シニアのオーラルケアお任せください❕❕

こんにちは😊

パールストリート歯科、歯科衛生士の中平です🤗

今年も残すところあと2ヶ月ですね。

本日11月8日は「いい歯の日」という記念日ということをご存じでしょうか?

いい歯の日は、日本医師会と厚生労働省が制定したもので歯の健康維持や増進を啓発することを目的としています。

いい歯とは、審美的な見た目の美しさだけでなく、機能的な面も重視しています。

 

「8020運動」というのは聞いたことがある方も多いと思います。

8020運動とは、数字の通り「80歳になっても自分の歯を20本以上保つ」ことを目標とした取り組みです。

8020運動が生まれた1989年当時は達成率は10%以下と非常に少なかったですが、2016年には2人1人が達成されているという調査結果が出ています。

8020を達成するために、やはり定期的な検診・メンテナンスが大事になってきます。

トラブルが起こっていなくても定期的に歯科を受診し、口内の状態チェックや清掃、ブラッシング状態を確認することで将来歯を何本残すことができるかが大きく変わってきます。

そして食べ物をしっかりと噛むことができ、十分な量の唾液を分泌できることで、口内だけではなく脳の活性化や運動機能の向上も期待することができます。

 

パールストリート歯科では、必要に応じて麻酔の際に血圧計を使用したり、チェアを倒すのがしんどい方のは枕を使用したりと全身の健康状態に対応して治療をすすめさせて頂いております。

 

医院が1階にあるので階段を上る必要もなく、チェアサイドもレントゲン室も広くとってますので車いすで入っていただくことが可能です。

レントゲンは椅子に座ったままお撮りすることができます。

 

また神戸中央市民病院の「連携登録医」として登録されていますので、専門的な知識や治療が必要な場合の連携がスムーズに行うことができます。

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小さなことでも気になることは何でもご相談ください😊

10年先も自分の歯で美味しく食事ができるように🍖🍤🍚🥢

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