2023.06.07

全身麻酔のときの歯の損傷から守るためのマウスピース、ご存じですか?

こんにちは 院長の佐藤美有紀です。今日は、全身麻酔時の気管挿管の際に歯を守るためのマウスピースをご紹介します。

気管挿管時の偶発症として、歯の損傷がありますが、これは時として裁判にまで発展することがあります。

気管挿管時に喉頭鏡を使いますが、喉頭鏡が上の前歯にあたってしまうことがあります。熟練した麻酔科医でも、歯の状態によっては、歯や被せ物・詰め物の破折を起こすことがあります。

気管挿管時の歯の損傷は、3000例に1度の頻度で起こるといわれています。

気管挿管時に、歯が破折してしまった場合、気管内に入ったら気管支鏡で取り除きます。食道内に入ったら、レントゲン写真を撮影して確認し、便から排泄されるのを待ちます。

気管挿管時の歯の損傷は頻度は低いですが、誰にでも起こる可能性があるので、手術用のマウスピースの製作をおすすめします。

通院回数は2回です。1回目に型取りをして、2回目(翌日以降)にマウスピースをお渡しします。患者様ご自身で取りはずしできるように練習して頂きます。手術予定日と手術を行う保険医療機関名を教えて頂ければ、健康保険がつかえます。

麻酔科の先生へ

喉頭展開の操作時に邪魔にならないように工夫して製作しますので、気軽にご相談ください。

 

人工呼吸器のその先、覗いてみませんか?|ナースあさみ|note

 

2022.09.27

パールストリート歯科は歯の神経を残すことに命を懸けています❗❗

こんにちは、パールストリート歯科    歯科衛生士の中平です😊

「神経を取る」や「神経は残せます」など歯の神経という言葉を虫歯を治療する時によく聞くと思います。

では、その「歯の神経」とはどういったもので、どんな役割をしているのでしょうか?

また神経を取ることでどのようなリスクがあるのかをお話をしたいと思います。

 

歯の神経とは、歯の中心部分にある「歯髄」といわれるもので神経や血管、細胞などが詰まっている組織です。

歯に栄養や水分を送ったり、痛みなどを脳に伝える役割をしています。

その為神経を抜いた歯は栄養が届かなくなり脆い歯となってしまいます。

また痛みに気づきにくい事や欠けたり折れやすくなるなど、様々な要因が重なり一般的な健康な歯と比べて寿命が短くなってしまいます。

そのようなデメリットを考えパールストリート歯科では「できる限り神経を残す」を最優先する治療を行っています。

神経を残す治療法として近年できたのが「MTAセメント」と言われるものです。

ズキズキする痛みがある、神経が感染している、すでに神経が死んでいる場合は残念ながら適応外となってしまうのですが、

虫歯を全て取り除いたときに一部神経が見えるが自覚症状が無い、この場合が神経を残せる最後のチャンスとなります。

虫歯が進行した組織を取り除き、MTAセメントを塗りこみ蓋をすることによりで神経を残したまま保存する方法です。

精製水、滅菌した器具を使い神経に感染させないように蓋をしていきます。

保険で使える薬や治療法には限度があるため、こちらのMTAセメントも自費治療となり、別途詰め物の治療費が必要でMTAセメントを使用する場合は、詰め物は保険診療外となります。

また、MTAセメントで全ての症例で痛みがでないわけでなく治療後に症状が出て、神経治療に移行した場合MTAの費用は返金できませんのでご了承頂いております。

しかし、MTAセメントは神経を残すための最後の砦として大変有効な治療法ではあります。

自覚症状はないが神経を取らないといけないと言われた、だけど神経はなるべく残したいと思われてる方、ぜひ当院に一度ご相談ください。

パールストリート歯科は女性院長はじめ、スタッフ全員が女性でお話や歯のお悩みを相談しやすい雰囲気を作るように心がけています👩🏻‍⚕️

ご予約お待ちしています!

webからのご予約も受付中です💻

24時間WEB予約

2022.04.21

意外と多い、歯の破折。

こんにちは、院長の佐藤美有紀です。今日は、歯の破折についてお話します。

健康な歯がいきなり割れてしまうことは極めて稀ですが、たまに遭遇します。大きな原因は、歯ぎしりと食いしばりです。夜中にギリギリと歯ぎしりをする方は、歯の表面に細かなヒビが入っています。歯は、縦の力には強いのですが、斜めや横からの力には非常に弱いのです。歯ぎしりをしているとき、または食事中に、もともと入っているヒビから割れてしまうことがあります。

歯の破折で多いのは、金属の詰め物や被せ物をした後の歯です。

この患者様は、以前他院で金属の詰め物をされました。朝起きたときに、歯が割れていることに気づき、当院へ来られました。金属の詰め物は歯より硬いので、夜中に歯ぎしりをして歯に大きな力がかかると、金属と歯の境目から歯の方が割れてしまいます。幸い、痛みがでておらず、割れている範囲が神経まで及んでいなかったため、神経を残して、ダイレクトボンディング法という方法で1回で治療を終えることができました。

歯が根っこの方まで割れてしまうと、残念ながら歯を残すことができません。

歯の破折の予防はどうしたらいいでしょうか?

①ナイトガードを着用する

歯はとても大切なので、ぜひ、歯の破折予防にナイトガード(マウスピース)を着用していただきたいと思います。当院では、違和感の少ないマウスピースを保険内で作成しています。お子様の歯ぎしりには、柔らかいマウスピースをお作りしています。

②金属を使用しない

当院では、虫歯治療の際に、メタルフリーの治療に力を入れています。比較的安価なもの〜高価なものまでご用意していますので、気軽にご相談ください。

 

 

2022.02.27

歯ぎしりが歯周病の原因に⁉そして悪化させる!

こんにちは🌞

パールストリート歯科の歯科衛生士、中平です⛄

今回は歯ぎしり、くいしばりが歯周病に与える影響についてお話したいと思います。

 

歯周疾患を引き起こす原因として咬合性外傷というものがあります。

また外傷性咬合という言葉もあり、少し難しくややこしい思いますのでそれぞれについて説明していきます。

 

咬合性外傷とは、

「歯にかかる力」によって発生してしまう症状です。

就寝時の動作によって引き起こしてしまう可能性があり、眠っている時の習慣によって発症リスクを高めてしまいます。眠っている時に歯ぎしりをしてしまったり、歯を食いしばってしまうことが癖になっていたりする場合歯槽骨(歯を支えている骨)や歯根膜(歯の根の周りの膜)を傷つけてしまうケースもあります。
虫歯や歯周病ではないのに歯が痛くなったり、歯がグラグラと揺れる、突然歯が折れる、知覚過敏が出やすくなるなどの症状を発生させてしまうのが咬合性外傷なのです。

一般的な咬合性外傷は、歯垢から出る細菌によって発症するものではないため厳密にいうと「歯周病」とはいえませんが歯のぐらつきや歯周ポケットを作ってしまい、そこから細菌が入り込み歯周病を発症させてしまう可能性があります。
他にも歯周ポケットが大きくなることから、歯周病、咬合性外傷とも悪化させてしまうこともあります。

 

外傷性咬合とは、

外傷性咬合とは、咬合性外傷を引き起こすような咬合状態を指します。

つまり噛み合わせによって歯根部分に強い圧力がかかって歯や歯根、歯茎がダメージを受けることを咬合性外傷といいます。

こういった外傷性咬合によって咬合性外傷が生じると、咬合調整が必要になる場合もあります

 

歯ぎしりやくいしばりは寝ている間一時的に起こってる場合が多いです。

歯ぎしりは、歯を横に動かすことにより起る現象ですが、単に くいしばるだけでも歯には負担がかかります。歯ぎしりやくいしばりによる『力』はものすごいものです。

 

では、歯ぎしりやくいしばりから起る歯への負担を軽減させる方法として何があるかと言いますと、「ナイトガード」を装着するという治療法があります。ナイトガードとはマウスピースのことです。

ナイトガードは患者様それぞれのお口に合ったものを作製しますので、歯の型取りをさせて頂き当院では最短翌日には完成します。

ハードタイプとソフトタイプがあり、患者様の状態にあったものを選択させて頂いてます。

一般的には就寝時に着用して頂くものになりますが、日中くいしばりがある場合はその時間帯に合わせて使用することをおすすめしています。

費用は、ナイトガードは保険診療内の治療です。

 

歯ぎしり、くいしばりは就寝時に行ってる場合があるので本人が気づかない場合に進行していることもあります。

歯がグラグラしてくる前に定期的な検診、メンテナンスをお勧めします。

 

当院テーマカラーのピンクのシクラメン🌷

パールストリート歯科では、定期検診随時受付中です🦷

女性院長はじめ、スタッフ全員女性なので歯の悩み相談など、気軽にご相談ください。

TEL 078-940-263124時間WEB予約
TOP
TEL 078-940-263124時間WEB予約 TOP

兵庫県神戸市中央区山本通1丁目3番1号
ペアレンガーテン1F

TEL 078-940-2631