当院で神経治療が少ない理由は、大きな虫歯治療はMTA治療を提案しているから。
こんにちは 院長の佐藤美有紀です☺️
タイトル通り、治療回数がかかり、痛みが長引き、最終的に差し歯になる、最も大変な治療である神経の治療(根管治療)が当院ではとても少ないです。それは、痛みのない大きな虫歯は、MTA治療を提案しているからです。
MTA治療を導入してから、根管治療が劇的に少なくなりました。
激しい痛みがある、または神経がすでに死んでいて膿がたまっているケース以外は、基本的に当院では神経を取りません。
MTA治療は、健康保険外の材料を使うため、自費診療(22000円)となりますが、神経を残す可能性を劇的にあげる科学的根拠のある治療なので、大変価値があると考えています。日本では混合診療が禁止されているため、MTA治療をした歯の詰め物は、保険診療で作ることができません。自費診療の詰め物になります。
健康保険内の治療は、最低限の治療で、治療の選択肢の一部に過ぎません。歯科の場合は、例えば、先進国で使用していない銀歯がまだ使用されています。銀歯はスウェーデン、ドイツでは禁止されているほどの材料です。自費診療の詰め物は、ダイレクトボンディング、セラミックインレー、ハイブリッドインレーなどの種類があり、それぞれメリット、デメリットがあります。虫歯の起きさによって、一番いい選択肢をご提案します。
安心安全な治療を目指して ~発ガン性で問題になっているホルムアルデヒド製剤を使用していません。ホルムアルデヒド製剤は、歯科医院の独特の匂いのもとで古くから現在でもよく使われています。
日本で古くから現在でもよく使われているお薬、ホルムアルデヒド製剤(FCとペリオドン)。これらは、歯科医院の独特な匂いのもとです。現在日本では使われていますが、実はアメリカでは数十年も前から使用が禁止されています。
理由は以下の通りです。
・発ガン性が報告されている
・化学物質過敏症出現を引き起こすことがある
・アナフィラキシー症候群発症の報告がある
日本では、2022年に日本歯内療法学会や日本歯科保存学会などががホルムアルデヒド製剤使用撤廃を求めて提言しています。しかし、いまだに使用している歯科医院が多くあり、医療訴訟が頻発しています。
ホルムアルデヒド製剤の乱用は、毎日歯科医院で働く労働者にとっても重大な問題です。
FC、ペリオドンなどのホルムアルデヒド製剤は、神経治療で使われますが、水酸化カルシウム製剤で置換可能です。
私は、神経治療では水酸化カルシウム製剤を使用していますのでご安心ください。
MTAセメントは、神経を残すための薬です
虫歯の治療で歯を取り除きますが、無事虫歯を全て取り除いたと思いきや、歯の内部にピンク色の点(神経の部屋の端)が見えるときがあります。点状露髄といい、虫歯が深かったため神経の一部が露出してしまった時に見られます。こんな時に、MTAセメントを塗りこむことで、神経を取らずに歯を治療できる場合があります。
MTAセメントの適応症は
むし歯が深く、神経に到達しそうだが自覚症状(痛みなど)のない場合
です。自覚症状があったり、神経が感染していたり、すでに神経が死んでいる歯は適応外です。
MTAセメントは非常に高価な材料ですので自費診療となります。治療費は22000円です。
別途、詰め物の治療費が必要です。MTAセメントを使用する場合は、詰め物は保険診療外となります。
MTAセメントで全ての症例で痛みがでないわけではありません。治療後に症状が出て、神経治療に移行した場合MTAの費用は返金できませんのでご了承ください。
神経を抜いた歯は、神経のある歯よりも寿命が短くなるのは様々な論文でいわれており、事実です。
神経を守るためにできる限りのことをしたいときに、MTAセメントは非常に有効です。